500文字恋愛小説
№17 ……いい匂い
「凄い、いい匂い」
彼女は僕を押し倒すと、首筋に顔を近づけクンクンと匂いを嗅いでいる。
……えっと。
なにがどうしてこうなった?
その日は友達と彼女と三人で鍋パーティだった。
けど、友達は急なバイトの呼び出しで早々に帰り、彼女とふたり。
なんとなく気まずくて、ずっと無言で飲んでたんだけど。
……気が付くと僕の背中には床。
「この匂い、だーい好き」
「ひゃぁっ!」
ぺろんと首筋を舐められて、変な声が出た。
引き離そうとするんだけど、華奢な彼女に似合わない力で押さえつけられていて、びくともしない。
「ほんといい匂い。
食べちゃいたいくらい」
見上げた彼女の瞳は怪しく光ってる。
首筋に顔を近づけたかと思ったらまた舐められた。
「ほんともう、勘弁して!」
「……すうっ」
ぐったりと肩にもたれ掛かってきた彼女は、気持ちよさそうに寝息を立てていた。
彼女は僕を押し倒すと、首筋に顔を近づけクンクンと匂いを嗅いでいる。
……えっと。
なにがどうしてこうなった?
その日は友達と彼女と三人で鍋パーティだった。
けど、友達は急なバイトの呼び出しで早々に帰り、彼女とふたり。
なんとなく気まずくて、ずっと無言で飲んでたんだけど。
……気が付くと僕の背中には床。
「この匂い、だーい好き」
「ひゃぁっ!」
ぺろんと首筋を舐められて、変な声が出た。
引き離そうとするんだけど、華奢な彼女に似合わない力で押さえつけられていて、びくともしない。
「ほんといい匂い。
食べちゃいたいくらい」
見上げた彼女の瞳は怪しく光ってる。
首筋に顔を近づけたかと思ったらまた舐められた。
「ほんともう、勘弁して!」
「……すうっ」
ぐったりと肩にもたれ掛かってきた彼女は、気持ちよさそうに寝息を立てていた。