500文字恋愛小説
№28 ……雪
「積もったー!
雪!」
朝からハイテンションな彼女。
まあ確かに、ここらにしては珍しい積雪。
そりゃ、テンションも上がるよな。
「雪だるま作ろう、雪だるま」
「遅刻するだろ」
「えー」
……いや。
文句いいながら雪玉作るのやめてください。
というか、高校生にもなって雪だるまはないだろ。
「えいっ」
「こら、待て!」
まわりはみんな、呆れて俺たちを見てる。
まあ確かに、どこからどう見てもバカップルなんだから仕方ない。
「捕まえた!」
「ううっ」
汗ばむほど走り回り、上気した彼女の顔にドキッとした。
「……キスしたくなるだろ、莫迦」
すっかり黙ってしまった彼女の顔はさらに赤くなっていた。
雪!」
朝からハイテンションな彼女。
まあ確かに、ここらにしては珍しい積雪。
そりゃ、テンションも上がるよな。
「雪だるま作ろう、雪だるま」
「遅刻するだろ」
「えー」
……いや。
文句いいながら雪玉作るのやめてください。
というか、高校生にもなって雪だるまはないだろ。
「えいっ」
「こら、待て!」
まわりはみんな、呆れて俺たちを見てる。
まあ確かに、どこからどう見てもバカップルなんだから仕方ない。
「捕まえた!」
「ううっ」
汗ばむほど走り回り、上気した彼女の顔にドキッとした。
「……キスしたくなるだろ、莫迦」
すっかり黙ってしまった彼女の顔はさらに赤くなっていた。