500文字恋愛小説
№66 眼鏡
「おはよ」
「おは……よう」
月曜日。
登校してきた彼の顔には……眼鏡。
その顔にどきりとした。
「……目、悪かったっけ?」
「ああ。最近ちょっと見えづらくて。
抵抗してたんだけど、目付きが悪いってとうとう親に眼鏡屋に連れて行かれた」
「……そう」
確かにこのあいだまでの、目を細めて眉間にしわ寄せてるあの目付きは人相が悪かった。
だけど、茶色の、四角い眼鏡をかけてるいまは優しそう。
「ほんとはそんな顔だったんだ」
「なにそれ」
ふっと笑った彼に、頬に熱が上がっていく。
なんで私、いまドキドキしてるんだろう?
「おは……よう」
月曜日。
登校してきた彼の顔には……眼鏡。
その顔にどきりとした。
「……目、悪かったっけ?」
「ああ。最近ちょっと見えづらくて。
抵抗してたんだけど、目付きが悪いってとうとう親に眼鏡屋に連れて行かれた」
「……そう」
確かにこのあいだまでの、目を細めて眉間にしわ寄せてるあの目付きは人相が悪かった。
だけど、茶色の、四角い眼鏡をかけてるいまは優しそう。
「ほんとはそんな顔だったんだ」
「なにそれ」
ふっと笑った彼に、頬に熱が上がっていく。
なんで私、いまドキドキしてるんだろう?