500文字恋愛小説
№83 壁ドン
「なあ!」
「はいっ!?」
なにがどうしてこうなったのか。
いきなりの壁ドン姿勢。
真剣に私を見つめる彼に怖くなり……。
「え、えっと。……あ!」
しゃがんで彼の壁に突かれた腕をくぐり、逃走を図ってみたんだけど……。
「ちょっと待て!」
「ぐぇっ」
彼の手が逃げる私より早く、パーカーのフードを掴む。
おかげで少し、首が絞まった。
「なんで逃げる!?」
「な、なんか怖いから……」
はぁっ、
ため息をついた彼が掴んだままだったフードを思いっきり引っ張った。
おかげで彼の腕の中に飛び込む羽目に。
「逃げんな。
逃げられたら傷つく」
「……ごめん」
近づいてきた彼の唇が私の口を塞ぐ。
驚いたのは一瞬で、私は彼に身を任せてた。
「好きなんだ、おまえが」
「はいっ!?」
なにがどうしてこうなったのか。
いきなりの壁ドン姿勢。
真剣に私を見つめる彼に怖くなり……。
「え、えっと。……あ!」
しゃがんで彼の壁に突かれた腕をくぐり、逃走を図ってみたんだけど……。
「ちょっと待て!」
「ぐぇっ」
彼の手が逃げる私より早く、パーカーのフードを掴む。
おかげで少し、首が絞まった。
「なんで逃げる!?」
「な、なんか怖いから……」
はぁっ、
ため息をついた彼が掴んだままだったフードを思いっきり引っ張った。
おかげで彼の腕の中に飛び込む羽目に。
「逃げんな。
逃げられたら傷つく」
「……ごめん」
近づいてきた彼の唇が私の口を塞ぐ。
驚いたのは一瞬で、私は彼に身を任せてた。
「好きなんだ、おまえが」