500文字恋愛小説
№86 パインアメ
いつも通り仕事してたら、机の上に置かれた、アメ。
「……ホワイトデー、だから」
見上げると、照れてるように笑ってる彼がいた。
「忘れてたんでしょ」
置かれたアメは包装なんてしてないどころか、ただ一個。
「……うるさい」
図星を突かれた彼は赤くなってる。
そういうとこ、可愛くて好きなんだけど。
「まあいいや。
一応くれたんだから、許す。
ありがと」
「あ、いや、今晩食事でも……」
「そーだーねー」
ご機嫌な私に彼は怪訝そうだけど。
……ねえ、知ってる?
あんたの置いた、パインアメ。
アメは“私もあなたが好きです”。
パインの花言葉は“私はあなたにとって最愛の人です”。
あんたは私が一番好き、ってことなんだけど?
……あとで教えてあげたら、あんたはどんな反応するのかな。
「……ホワイトデー、だから」
見上げると、照れてるように笑ってる彼がいた。
「忘れてたんでしょ」
置かれたアメは包装なんてしてないどころか、ただ一個。
「……うるさい」
図星を突かれた彼は赤くなってる。
そういうとこ、可愛くて好きなんだけど。
「まあいいや。
一応くれたんだから、許す。
ありがと」
「あ、いや、今晩食事でも……」
「そーだーねー」
ご機嫌な私に彼は怪訝そうだけど。
……ねえ、知ってる?
あんたの置いた、パインアメ。
アメは“私もあなたが好きです”。
パインの花言葉は“私はあなたにとって最愛の人です”。
あんたは私が一番好き、ってことなんだけど?
……あとで教えてあげたら、あんたはどんな反応するのかな。