王子の盲愛
緊張で固まってしまった理世の身体を、王弥が洗いバスタブに入れた。
王弥も理世と向かい合って座り、足で挟み込んだ。
「理世ちゃん、腰に小さな可愛い痣があるんだね!」
「え?あ、う、うん…桃の形の痣だよね?生まれつきなの」
「桃?逆のハートだよ!ハートなんて、可愛いね!」
「そうかな?」
「うん!あと、太ももの内側にホクロが三つ並んでる。
あと、胸の下にも一つあるし、あと━━━━━━」
「もう、いいよ!
恥ずかしい…/////てか、よく見てるんだね!」
「当たり前だよ!
大好きな人の身体だよ?
全部、知りたいもん!」
「全部、知りたい…か…」
「そうだよ…?全部、知りたい…理世ちゃんよりも僕の方が、理世ちゃんを知っておきたい……
ねぇ…僕を見て?」
ずっと、恥ずかしさで王弥を見れていない理世。
王弥は、理世の頬を包み込んで上に向かせた。
「……っ…////」
「やっと…目…合った…!」
そう言って、理世の口唇を塞いだ。
それから王弥が理世の身体を拭き、タオルを巻き抱き上げた。
「ひゃっ!!王弥くん!さ、さすがに歩けるよ!下ろして!?」
「うーん…理世ちゃんが逃げたらやだし」
ベッドルームに移動した。
「フフ…少し遅いけど、僕達の初夜だね!」
ベッドに下ろした王弥が、理世を組み敷いて微笑んだ。
「王弥くん、綺麗…」
王弥は腰にタオルを巻いている為、上半身裸だ。
王弥の胸元に目が行き、呟く理世。
「綺麗なのは、理世ちゃん」
けっして理世から目を反らさない王弥。
「王弥くんは、緊張しないの?」
「してるよ……」
「嘘……余裕そうに見える…」
「手…貸して?」
理世の右手を掴んだ王弥は、自身の胸元に当てた。
王弥の心臓が、ドドド…と早くなっていた。
「は、早い……」
「でしょ?スッゴく、緊張してる…」
「同じなんだ…私と…」
「そうだよ?
僕達は、一緒!」
そして王弥は理世の手を持ったまま、自分の身体に滑らせた。
「王弥くん…?」
「理世ちゃん、もっと僕に触って?」
「……/////」
ゆっくり、王弥の身体をなぞる理世。
「フフ…気持ちいい……」
「そう?」
「うん!僕も触っていい?」
「うん…」
優しく、ゆっくり王弥が理世の身体に触れる。
緊張をほぐしてくれている。
王弥の優しさが、浸透していくような気がした。
「柔らかい…スベスベしてて、気持ちいい…!」
「王弥くん」
「ん?嫌だった?怖い?」
理世の頭を撫でる、王弥。
「私、王弥くんのこと好きだよ」
「フフ…ありがと!僕は、大ー好き!」
「王弥くんの好きにしていいよ」
「え?」
「もう一度だけ、信じてみる」
「理世ちゃん…」
「王弥くんを信じる。
…………だから、最後にさせて?」
「うん!もちろん!
僕が理世ちゃんの最後になる!
理世ちゃんの愛するのも、傍にいるのも、キスするのも、理世ちゃんの全部を知るのも、抱き締めて放さないのも……!
全部……僕が、最後……」
そして二人の口唇が重なり、二人は落ちていく。
「理世ちゃん、大好きだよ……!」
「私も、好き…」
二人は落ちて、果てた。
王弥も理世と向かい合って座り、足で挟み込んだ。
「理世ちゃん、腰に小さな可愛い痣があるんだね!」
「え?あ、う、うん…桃の形の痣だよね?生まれつきなの」
「桃?逆のハートだよ!ハートなんて、可愛いね!」
「そうかな?」
「うん!あと、太ももの内側にホクロが三つ並んでる。
あと、胸の下にも一つあるし、あと━━━━━━」
「もう、いいよ!
恥ずかしい…/////てか、よく見てるんだね!」
「当たり前だよ!
大好きな人の身体だよ?
全部、知りたいもん!」
「全部、知りたい…か…」
「そうだよ…?全部、知りたい…理世ちゃんよりも僕の方が、理世ちゃんを知っておきたい……
ねぇ…僕を見て?」
ずっと、恥ずかしさで王弥を見れていない理世。
王弥は、理世の頬を包み込んで上に向かせた。
「……っ…////」
「やっと…目…合った…!」
そう言って、理世の口唇を塞いだ。
それから王弥が理世の身体を拭き、タオルを巻き抱き上げた。
「ひゃっ!!王弥くん!さ、さすがに歩けるよ!下ろして!?」
「うーん…理世ちゃんが逃げたらやだし」
ベッドルームに移動した。
「フフ…少し遅いけど、僕達の初夜だね!」
ベッドに下ろした王弥が、理世を組み敷いて微笑んだ。
「王弥くん、綺麗…」
王弥は腰にタオルを巻いている為、上半身裸だ。
王弥の胸元に目が行き、呟く理世。
「綺麗なのは、理世ちゃん」
けっして理世から目を反らさない王弥。
「王弥くんは、緊張しないの?」
「してるよ……」
「嘘……余裕そうに見える…」
「手…貸して?」
理世の右手を掴んだ王弥は、自身の胸元に当てた。
王弥の心臓が、ドドド…と早くなっていた。
「は、早い……」
「でしょ?スッゴく、緊張してる…」
「同じなんだ…私と…」
「そうだよ?
僕達は、一緒!」
そして王弥は理世の手を持ったまま、自分の身体に滑らせた。
「王弥くん…?」
「理世ちゃん、もっと僕に触って?」
「……/////」
ゆっくり、王弥の身体をなぞる理世。
「フフ…気持ちいい……」
「そう?」
「うん!僕も触っていい?」
「うん…」
優しく、ゆっくり王弥が理世の身体に触れる。
緊張をほぐしてくれている。
王弥の優しさが、浸透していくような気がした。
「柔らかい…スベスベしてて、気持ちいい…!」
「王弥くん」
「ん?嫌だった?怖い?」
理世の頭を撫でる、王弥。
「私、王弥くんのこと好きだよ」
「フフ…ありがと!僕は、大ー好き!」
「王弥くんの好きにしていいよ」
「え?」
「もう一度だけ、信じてみる」
「理世ちゃん…」
「王弥くんを信じる。
…………だから、最後にさせて?」
「うん!もちろん!
僕が理世ちゃんの最後になる!
理世ちゃんの愛するのも、傍にいるのも、キスするのも、理世ちゃんの全部を知るのも、抱き締めて放さないのも……!
全部……僕が、最後……」
そして二人の口唇が重なり、二人は落ちていく。
「理世ちゃん、大好きだよ……!」
「私も、好き…」
二人は落ちて、果てた。