偶然から始まった恋の行方~敬と真理愛~
『感謝のss』 小さな冒険
「ねえママー」
さっきから、息子の敬也が私にまとわりついている。
「だって、今日はパパもおじいちゃんもお仕事なのよ」
「ええぇー」
プーと頬を膨らませて床に座り込んでしまった。
普段からそんなに聞き分けのない子ではない敬也が、なぜこんなにごねているのか。
それは隣の町で行われるお祭りに行きたいから。
もちろん私だって敬也が行きたいと言うのなら連れて行ってやりたい。
でも・・・
「お祭りは明日もあるんだから、もう一日待ってちょうだい。明日ならパパもお休みが取れるって言っていたし」
「イヤだ」
もーさっきからこの繰り返し。
別に私だって行きたくないわけではない。
普通の時ならいくらでも連れて行ってやるんだけれど、何しろ私は2人目を妊娠中。
それも臨月でいつ生まれてもおかしくない状態。こんな体で人ごみに出て陣痛でもきたら大変なことになってしまう。
「敬也。ママのお腹が痛くなったら大変だから、明日まで待ちましょ?」
「イヤ」
おばさまも説得してくださるけれど、完全にイヤイヤ期に突入してしまった敬也は一旦嫌だと言い出したら絶対に聞かない。
本当に頑固で困ってしまう。
さっきから、息子の敬也が私にまとわりついている。
「だって、今日はパパもおじいちゃんもお仕事なのよ」
「ええぇー」
プーと頬を膨らませて床に座り込んでしまった。
普段からそんなに聞き分けのない子ではない敬也が、なぜこんなにごねているのか。
それは隣の町で行われるお祭りに行きたいから。
もちろん私だって敬也が行きたいと言うのなら連れて行ってやりたい。
でも・・・
「お祭りは明日もあるんだから、もう一日待ってちょうだい。明日ならパパもお休みが取れるって言っていたし」
「イヤだ」
もーさっきからこの繰り返し。
別に私だって行きたくないわけではない。
普通の時ならいくらでも連れて行ってやるんだけれど、何しろ私は2人目を妊娠中。
それも臨月でいつ生まれてもおかしくない状態。こんな体で人ごみに出て陣痛でもきたら大変なことになってしまう。
「敬也。ママのお腹が痛くなったら大変だから、明日まで待ちましょ?」
「イヤ」
おばさまも説得してくださるけれど、完全にイヤイヤ期に突入してしまった敬也は一旦嫌だと言い出したら絶対に聞かない。
本当に頑固で困ってしまう。