偶然から始まった恋の行方~敬と真理愛~
タクシーでお祭り会場まで到着し、あたりをキョロキョロ。
田舎のお祭りだけれど、結構人が出ていて敬也たちを見つけるのは大変そう。

小さな子の2人連れを見るたびに小走りで回り込み顔を確認するけれど、2人は見つからない。

やっぱり戦隊ショーの会場かしら。

会場に近ずくに連れて当然人は増えて行き、動くのもままならない。
前に進みたいのに人ごみに押され出して、お腹をかばうだけでやっと。
それでも敬也と太一君が心配で、私は慎重に歩を進める。

敬也・・・
太一君・・・

2人ともまだ小さいからよく見ないと見つからないけれど、子供だけでいれば人目にはつくはず。
辺りをキョロキョロと見渡しながら、会場の中へを入って行く。


あ、ああ。
見つけた。
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