偶然から始まった恋の行方~敬と真理愛~
「どうする、何を持って帰る?」
さっそくキッチン向かい、冷蔵庫を開けた。
2日ほど前におばさんが補充してくれたばかりだから、冷蔵庫の中はまだギッチリ詰まっている。
肉、魚、サラダ、煮物、奥の方にはデザートまであるぞ。
「なあ、どれにするんだ?」
一向にキッチンへやって来ない真理愛に向けて、リビングへ声をかけた。
「・・・」
あれ、返事が聞こえない。
「なあ、真理愛。どれにするんだよ」
仕方なく、俺はリビングに戻ってみた。
ん?
ソファーに座ったまま動く様子のない真理愛。
「どうした?」
具合でも悪いのかと心配になった。
「うん、あのね」
「何だ?」
「おなかすいた」
ああ、なるほど。
「何か食べるか?」
「うん」
「ご飯は炊いてないから、食べたければ冷凍ご飯だぞ」
「いいよ」
さっきまで動こうとしなかったくせに、急に顔が明るくなった。
そんなに遅い時間でもないんだから食事をして帰っても問題ないだろうと思いながら、俺は少しだけ嫌な予感がしてきた。
さっそくキッチン向かい、冷蔵庫を開けた。
2日ほど前におばさんが補充してくれたばかりだから、冷蔵庫の中はまだギッチリ詰まっている。
肉、魚、サラダ、煮物、奥の方にはデザートまであるぞ。
「なあ、どれにするんだ?」
一向にキッチンへやって来ない真理愛に向けて、リビングへ声をかけた。
「・・・」
あれ、返事が聞こえない。
「なあ、真理愛。どれにするんだよ」
仕方なく、俺はリビングに戻ってみた。
ん?
ソファーに座ったまま動く様子のない真理愛。
「どうした?」
具合でも悪いのかと心配になった。
「うん、あのね」
「何だ?」
「おなかすいた」
ああ、なるほど。
「何か食べるか?」
「うん」
「ご飯は炊いてないから、食べたければ冷凍ご飯だぞ」
「いいよ」
さっきまで動こうとしなかったくせに、急に顔が明るくなった。
そんなに遅い時間でもないんだから食事をして帰っても問題ないだろうと思いながら、俺は少しだけ嫌な予感がしてきた。