偶然から始まった恋の行方~敬と真理愛~
土曜日の今日は一般の受付はお休みで、空いているのは救急外来のみ。
退院の手続きや支払いもここでするしかないから、その分窓口はすごく混んでいる。
私自身転院の書類を提出して治療費の計算をしてもらうために待つしかなかった。
「えっと、お嬢ちゃん1人で来たの?」
小さな女の子が一人でいることに受付職員が不信がっている。
私は見るとはなくその様子を目で追っていた。
「ママはお仕事で、あとから来ます。これ、診察券と保険証です」
慣れた様子で受付をする女の子。
「ええっと・・・お母さんはすぐに来れるの?」
「・・・」
さすがに子供だけの受診は困るんだろうけれど、女の子もかなり辛そう。
「じゃあ先に問診をしましょうか。今日はどうされました?」
奥から顔を出した年配の職員が、女の子に話しかける。
「あの・・・耳が痛いんです」
「耳?」
「昨日まで熱があって、朝になったら耳から汁が出ていて」
ああ、それってたぶん中耳炎。
私も子供の頃なったことがあるからわかるけれど、結構痛いんだよね。
退院の手続きや支払いもここでするしかないから、その分窓口はすごく混んでいる。
私自身転院の書類を提出して治療費の計算をしてもらうために待つしかなかった。
「えっと、お嬢ちゃん1人で来たの?」
小さな女の子が一人でいることに受付職員が不信がっている。
私は見るとはなくその様子を目で追っていた。
「ママはお仕事で、あとから来ます。これ、診察券と保険証です」
慣れた様子で受付をする女の子。
「ええっと・・・お母さんはすぐに来れるの?」
「・・・」
さすがに子供だけの受診は困るんだろうけれど、女の子もかなり辛そう。
「じゃあ先に問診をしましょうか。今日はどうされました?」
奥から顔を出した年配の職員が、女の子に話しかける。
「あの・・・耳が痛いんです」
「耳?」
「昨日まで熱があって、朝になったら耳から汁が出ていて」
ああ、それってたぶん中耳炎。
私も子供の頃なったことがあるからわかるけれど、結構痛いんだよね。