唯くん、大丈夫?〜小盛り編〜
「ブスじゃない。」
その言葉にハッと顔をあげると
曇りひとつないCGみたいな綺麗な目に、情けない顔の私が映し出されてる。
「かわいい。」
「…!?」
ま
待ってください
キャパオーバーしました
唯くんはそのキレイな無表情を崩すことなくじりじり距離を詰めてくる。
「確かに物心ついた時からずっと美琴が好きだった。けど、女としてじゃなくて…家族としてだった。」
…え、
「か、ぞく?」
じり、じり。
「うん。なんか性欲湧かないなと思ったんだよね。」
…セーヨク?ナニイッテル?
「でも」
とうとう唯くんが私を壁に追いやって、私の顔の横に腕をそっと置いた。
「ちんちくりんの誰かさんには、
すごい欲情する。」