唯くん、大丈夫?〜小盛り編〜
「…」
じー。
数秒の沈黙。
「…こうやって無言で目を見つめるだけで、『君を見たい』『君に興味があります』ってアピールになってドキドキするわけ。
君イケメンだから、相手の子はもしかしたらもうこの時点で準備万端かも。」
え、そうなの?
この辺は無意識にしてたかも。
クソピが俺の肩を持ってさりげなく自分の方に向けさせた。
「……かわいいね。」
少し潤んだ目を細めてさらに顔を近づけた。
え?デモ…だよな?
あんまり真面目な顔で言うから俺に言ってるのかと思った。
その顔のやらしさに、男の俺でも少しドキドキしてしまう。
そして自然に唇を押しつけて、優しく唇で唇を喰むようにされる。
「…」
…あ、気持ちいい。
ボーッとしてると、チュッと音を立てて唇を離しながらゆっくりとソファに押し倒された。
…ん?
今、クソピにキスされてなかった?
てか俺いつの間にか押し倒されてる?
クソピがお構いなしに妖艶な顔をしてズボン越しに太ももの裏に手を這わせる。
「…っ、」
「…ココ?」
クソピがフッ、と笑った時だった。
ガンッ。
「アタ!!」
クソピが咄嗟に起き上がって苦悶の表情で頭を押さえた。