唯くん、大丈夫?〜小盛り編〜
それでもじ…と見てると、優花が居心地悪そうにチラチラ見返してくる。
ほら。
もう集中できないじゃん?
ペンを置いて優花の隣に座る。
「…?な…?」
優花が上目遣いしながらちょっと尻込みする。
「いいよ。気にせず勉強して」
「う…うん…」
おずおずとまた問題と睨めっこし始める。
…けど、やっぱり集中できてなさそう。
てか外じゃこんな風に2人きりでゆっくりいられる場所なんて限られてるし
学校は人の目があるし
やっぱり家まで来て勉強するだけなんて、ちょっと勿体ない。
「…ねぇ。やっぱ休憩しよ。」
優花の顔を覗き込む。
「うぇっ?う、うん…そうだね。うん。」
うろたえながらも同意する優花を確認してすぐ、よいしょ、と優花の体を持ち上げてベッドに下ろした。
「え!?ゆっ、唯くん!?」
俺は優花に覆い被さって人差し指を立てた。
「シー…。」
優花に軽く触れるだけのキスを落として囁く。
「休憩、しよ。」
大好きの先、
行きたくなっちゃったからさ。