御曹司の激愛に身を委ねたら、愛し子を授かりました~愛を知らない彼女の婚前懐妊~
その後しばらくの間抱き合うふたりを感慨深く見つめていた菫は、ふと自分は邪魔者なのだと気付き、そっと部屋を出た。
店員にもうしばらくしてから注文を取りに行ってほしいと頼み店を後にする。
気になっていた店でなにも食べずに出るのは残念だが、長い間菫に代わって重荷を背負ってきた菖蒲の幸せを目にすることができ、菫は胸がいっぱいでなにも食べられそうになかった。
その夜菖蒲から電話があり、あの後食事を終えて早速地元に帰り入籍を済ませたと報告を受けた。
悟が自分の心身の安定のために一刻も早く入籍したいと言い張りそうなったらしい。
『次は菫ちゃんの番だからね』
菖蒲にそう言われるまでもなく、菫の気持ちは決まっていた。
店員にもうしばらくしてから注文を取りに行ってほしいと頼み店を後にする。
気になっていた店でなにも食べずに出るのは残念だが、長い間菫に代わって重荷を背負ってきた菖蒲の幸せを目にすることができ、菫は胸がいっぱいでなにも食べられそうになかった。
その夜菖蒲から電話があり、あの後食事を終えて早速地元に帰り入籍を済ませたと報告を受けた。
悟が自分の心身の安定のために一刻も早く入籍したいと言い張りそうなったらしい。
『次は菫ちゃんの番だからね』
菖蒲にそう言われるまでもなく、菫の気持ちは決まっていた。