キミは私の大切な友達


今日は私の7歳の誕生日

「優美7歳の誕生日おめでとう」 とお母さんからプレゼントを渡された。

プレゼントなんなんだろう?

ドキドキしながら袋を開けた・・・。

「うわぁ・・・可愛いクマさん♪お母さんありがとう。私ねクマさんのぬいぐるみ欲しかったの!お母さんなんでわかったの?」

「ふふっ優美の事ならなんでもわかるのよお母さんは」

「お父さんがそのクマを選んだんだぞ優美!可愛いだろう?」

「うん。すごく可愛い♪お父さんもありがとう。クマさん大切にするね」

「ええ喜んでもらえて私達も嬉しいわ。ねっあなた」

「ああ」


そして私はクマさんを抱えて自分の部屋に戻った。

「ねぇゆみちゃん僕の声聞こえる?」

え?突然男の子の声が聞こえた・・・私と同じ歳くらいの少年の声・・・。

でも私の部屋には私と、このクマのぬいぐるみしかいないはず・・・。

ってことは・・・もしかしてクマさんが喋ってるの?

そして私は恐る恐るクマさんを見た。

「ねぇゆみちゃん僕の声聞こえてるでしょ?」とクマさんとバッチリ目が合った・・・。

クマさんが・・・クマさんが喋ってるよ!!!

夢じゃないよね?


「うん・・・。クマさんなんで喋れるの?」

「みんなに聞こえるわけじゃないよ。だから、ゆみちゃんは特別なんだ」

「そうなの?」

「うん。ゆみちゃんとお話する事ができて僕すっごく嬉しいんだ♪ねぇゆみちゃん僕名前ないんだ・・・だから名前つけてくれるかな?」

「うーん・・・じゃあヤマトはどう?」

「ヤマト・・・いいね気に入ったよゆみちゃん。改めてこれからよろしくねゆみちゃん♪」

「ヤマトこちらこそよろしくね♪」

こうして私と喋る不思議なクマのぬいぐるみヤマトとの生活が始まった・・・。

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