キミは私の大切な友達

そして結婚式当日。

「優美とっても綺麗よ」

「ああ最高に綺麗な花嫁さんだな母さん」

「ありがとうお母さんお父さん・・・」

「ふふっ優美にプレゼントよ」

そしてお母さんから渡されたのはヤマトだった・・・。

「ヤマト！！どうしてここに？私机の中にしまっていたはず・・・」

「ええそうね。優美ヤマトを大事にしてたでしょう？優美が小さい頃優美の側には、いつもヤマトがいたわ。懐かしいわ・・・。でね、優美が東京に行ってから優美の部屋掃除した時にヤマトがタンスの上に飾られていないのに気づいたのよ。そして机の中見てみたらヤマトがいたわ・・・なんかねヤマト見てたらね机の中にいるのかわいそうに思って、元の場所に戻してあげたのよ」

「そうなんだ・・・」

「ええ。今日連れてきたのは優美の花嫁姿をヤマトに見せてあげたかったの。理由はそれだけよ」

「お母さんありがとう・・・」

「いいのよ。久しぶりにヤマトとお喋りしたら？」

「お母さん！何言って・・・」

「優美ヤマトとお喋りできるんでしょう？昔言ってたじゃない」

「そうだけど・・・お母さん信じてくれたの？」

「あの頃は信じていなかったわ。でもね優美が出ていってからヤマトに、よく話しかけてたのよ。で、ヤマトの目見てるとあの頃の優美を思い出してね・・・あの頃言ってた言葉は本当なんじゃないかと思ったの。信じてあげれなくてごめんね優美・・・」

「ううん。本当よ。ヤマトと、毎日お喋りしてたんだ。信じてくれてありがとうお母さん」

「ふふっじゃあヤマトとちゃんとお喋りして仲直りしないとね優美」

別にケンカしてるわけじゃないんだけど・・・お母さんには、そう見えるのか・・・。

「うん。わかった」

「優美またあとでな」

「うんお父さん」

そしてお母さんとお父さんは部屋を出ていった・・・。