キミは私の大切な友達
「ヤマト聞こえる?」

私はヤマトの目を見て言った・・・。


「ゆみちゃん聞こえる?僕の声?」


ヤマトの声が聞こえた・・・7年振りに・・・。


「うん聞こえるよヤマト」

「よかったぁ~やっとゆみちゃんとお喋りできる」

「うんあのねヤマト・・・」

「うんなに?」

「ヤマトを暗い所に閉じ込めてごめんね」

「ううん。喋らない僕を見るの辛かったんでしょう?」

「うん。でもごめんね・・・」

「ゆみちゃん泣かないで・・・今日はゆみちゃんの最高の日なんでしょ?泣いてちゃダメだよ。それにゆみちゃんのお腹の中に新しいパワーを感じるんだ。その子のためにも、ゆみちゃんは、笑顔でいなくちゃ」


え?私のお腹の中に新しいパワーって・・・もしかして・・・赤ちゃんがいるの?


「本当に?」

「うん。まだ小さいけど僕に、ここにいるよって伝えてきたよ」

「私と蒼介さんの子供・・・どうしようすっごく嬉しい・・・」

「うん僕も嬉しいな。早くその子に会いたい」

「ねぇヤマトこの子が生まれたらこの子と仲良くしてくれる?」

「うん。その子がお喋りできるようになるのが、楽しみなんだ僕」

「ありがとうヤマトこれからもよろしくね」

「うんよろしくゆみちゃん。最高に幸せな家族になろうね」

「うんなれるといいな」

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