人生諦めたオッサンとキラキラ女子大生エピソード1
この店は、全席個室で過ごしやすい
コウタが手際よく、料理を運ぶ

平日のせいか客はナツミとユカだけだったので、コウタが気を利かせて貸切にした
料理を運び終わると、コウタも席に座った

「ユカちゃんとかいったよね?
アイツ、バカだけど一回愛した女性は忘れないから…大丈夫!」
ユカが突然テーブルを叩いた

「ウソ!だってコウジさんが行く店は綺麗なお姉さんがいるよ!アタシみたから」
コウタとナツミは顔を見合わせた

「そんな人いたっけ?」
「俺も行くけど、わからんなぁ」
「ユカちゃん、どんな人?」
「背が小さくて、髪はベリーショートで、色白で、胸が…大きくて…」 
ユカはそう言うとうつむいてしまった

「なるほど!あいつ巨乳好き…いて!」
「あっ、みっくん。もしかしてあの子?」
「あっ、それか」
コウタは、スマホを取り出して、写真を探した
「この画像はなんですかぁ?」
ナツミが覗きこみながら言った
「見るなよ」
「あ〜ら、やましいの?」
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