人生諦めたオッサンとキラキラ女子大生エピソード1
ふいに、ユカは目を閉じた
次の瞬間、二人の唇が合わさった
 
「もっと…次はゆっくり…」
2人は時間のある限り、唇を合わせた

満足したあと、ユカは泣いていた

「悪いことしちゃった…かな?」
「逆!幸せすぎて…」
「そっか…今だから言うけど
ユカちゃんの家庭のこと知ってたんだ」
「え?」
ユカにとっては初耳だった

他の人は、優しくしてくれたがコウジは厳しかったからだ

「俺さ、同情っていう言葉嫌いなんだよ
でもバカだから表現法しらないんだよ
だから、厳しくしてた。ごめんなさい」

実はコウジの家庭も複雑で
それが原因で人の道を外したこともある
でも周りのおかげで更正した

「アタシ、高校卒業したら、あの店でずっと働く
これ以上、お母さんに負担かけたくないから
そしてね……」
そこまで言うと、ユカは黙り込んだ

「俺も。店長として成功したら…ね…」

こうして2人は新たなる場所に旅立った
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