人生諦めたオッサンとキラキラ女子大生エピソード1
コウジは病室のベッドで寝ていた
ユカが駆け寄った

「コウジさん…」
コウジは微動だにしなかった
「ねぇ起きて!」
コウジは起きなかった
「バカヤロー!起きろ!」
コウモトがコウジをなぐった

「…ん?ここどこ?」
コウジが目を覚ました
「よかったぁぁ!」
ユカが思わず抱きしめた

「コウジ、なにがあったんだ?」
「出勤しようとして、駐車場に来てから記憶がないんですよ」

「よかったぁぁ」
「おいおい、勝手に殺すなよ」

「あっ、起きてる!」
病室に入ってきた看護師が叫んだ
「すぐに先生に電話します!」
看護師が電話をかけた

「付き添いの方ですか?」
メガネをかけた、ちょっと神経質そうな医者が、コウモトに声をかけた
「はい。連絡受けまして来ました
上司のコウモトです」
「そうですか?こちらへどうぞ」

コウモトと、ユカはカンファレンス室と書かれた部屋に通された
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