またね。
またね。

10時前なのに琴乃は集合場所にいた。


「メリークリスマス。来ないかと思った」

「来るに決まってるじゃん。あたしが来なかったらずっと待ってるんでしょ?」

「はは、よくわかってらっしゃる」


照れ臭そうに笑う琴乃。


当たり前じゃん……大好きな親友だもん。

わかるに決まってる。



「ゲーセン行こ!その後カフェでケーキ食べてショッピング!!」

「それ今日の予定?」

「そう!」

ムフンと鼻を鳴らす琴乃に思わず笑ってしまった。


「ふふ、楽しそう」


そんなあたしを見て琴乃も笑って。



今日は目一杯楽しんじゃおっと。



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