最強総長さまに愛されすぎている件について〜女嫌いの総長はブラコン地味子ちゃんを好きすぎる〜





 そして、海月が他県の高校へ進学が決まった時、双子は両親にめちゃくちゃ反抗まくった。物理的に。





 ・・・・・・・家の中を駆け回り、それはそれは暴れまわった。豪快にものを壊しながら走る弟そして、『うわぁーマジかよ・・・・・』と、思うほど引くほど泣きじゃくったのだ。





 海月と離れることを拒否し、ならば自分達もついていくと言って聞かなかった双子をなだめるのは実に大変だったのを覚えている。
 




 海月と離れたくないと言って両親と大喧嘩をした双子は、いくつかの条件をつけることを約束に泣く泣く諦めた。





 その際に決めた最初の二つの条件が、歩達も来年は海月と同じ学園に進学することと、海月がGraceのメンバに関わらない・近づかないこと。

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