甘い天使の甘い罰
「はぁ……」


あんなに可愛い子、陽がふるはずない。



私には可能性0か……


そんなとき、急に保健室のドアが開いた



きっと先生だろう。


カーテン開かれると泣いてるのバレちゃうし、声だけ出しとくか……


「すみません、先生。先生がいなくてとりあえず休んでました。ちょっと生理痛が酷いので少し休ませてください。」


我ながら泣いてるとは思わせない声にビックリした



「…………」


先生からの返事がない。怒っているのかな……?

まぁいいか、休めるんだし。

安心しきっていたのが悪かった。

カーテンをガラッと開けられたのだ。


「せ、先……「せんぱい。俺がいるじゃないですか。」」


先、生じゃない……

そこにいたのは後輩だった。

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