甘い天使の甘い罰
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お昼休み。お弁当を持って屋上へ行こうとしたら急に女子から呼ばれた。


「ふ、深瀬さん……一年の詩くんが深瀬さんのこと呼んでる…よ」


絶対に私のこと怖がっている様子の女子。


なんか、申し訳ないんだけど……

ってか本当に来たのか……あの後輩…


「えっと、いないって言ってもらえる?」


しょうがない……こっそり屋上に行くしかないか……


「え……でも詩くん…「やっぱりせんぱいいた~!」」


急に私達のクラスに入ってきて私に抱きついてくる後輩。


「せんぱい、酷いですよ~!約束したのにっ!僕、せんぱいのことで授業中頭いっぱいだったんですよ?」


約束というか一方的にさせられたんだけどね……

ってか授業中はしっかりしないとね?


まぁ私が言える立場じゃないけど。

「とにかくっ!早くお弁当食べましょ?」

そう言って私の腕に自分の腕を絡ませてくる後輩。


ヤバい……ピンチだ……


「ごめーん!詩くん?優愛は、今日俺と一緒に弁当食べるんだよね~」


急に登場した陽。


私を庇ってくれているのかな……?

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