人嫌いな双子
この人は俺を蹴るのをやめ部屋に投げ込んでから玄関に向かっていった

陽「聖!大丈夫⁉︎」

部屋の中には陽がいて窓が開いてることに気づいた
『まずい!』

窓が開いてるのを見て俺は急いで着替えた

窓が開いていると言うことはあの人の怒鳴り声や、俺の悲鳴が外に聞こえたと言うことだ

俺の予想が正しければチャイムを鳴らしたのは警察だ

ガチャッ

警「警察です!大丈夫ですか!?君達!大丈夫だったかい⁉︎」

警察が来る前になんとか着替え終わった
俺は陽を自分の背中に隠れさせ距離をとった

あの人から虐待を受けていたせいか大人を警戒するようになっていたからだ

義父「聖!陽!」

あの人が部屋のドアにいた
それから一瞬顔を変えた

言ったら殺すと目が語っている

俺は陽に小声で

『ボソ)陽は何も喋らないで』
と言った

多分こう呼んだらいつも以上に蹴られるんだろう
けれど、あの人の言うことを聞かなかったらほんとに殺されてしまいそうで怖い

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