6人のイケメン兄弟達と逆ハーレム暮らし♡【蓮編】
「……やべ。もうすぐ授業始まるから行くぞ」

「あ、うん……!」


タッタッタと走り出した留くんに後ろからついていく。


「チッ……なんでこんなに早いんだよ」


ボソッと留くんの方から聞こえた言葉。

っ!そっか……!私は全国の平均的な速さよりも女の子じゃ早い方だから、もう少しスピードを落として平均値で走らないと。


少しだけスピードを落とす。


それから、靴箱と見られる場所に着いた。


「お前の靴箱はここな」

「あ、ありがとう」


ふふっ、少し関わるのが申し訳ないと思ったけど、なんだかんだいい人だなぁ。


「……莉乃」

「あ、秋斗……」


ここまでくるの、早……。


「どうしたの?」

「Victoriaのことなんだが」

「うん?」
< 17 / 32 >

この作品をシェア

pagetop