6人のイケメン兄弟達と逆ハーレム暮らし♡【蓮編】
ううっ……申し訳ない……呼び捨てにするのは……。


「あ、あの、えっと、蓮、お兄ちゃんさん……お願いがあるんですけど……」

「……なんだ?」

「蓮、さん、は許してくれないと思うので、せめて蓮くんじゃだめですか?」

「……!……いいぞ」

「!よかった!ありがとうございます!」


ふふっ、蓮、くんも嬉しそうにしてくれてるし、よかった……!!


「ん、ほら教室まで送ってやる」

「あ、ありがとう、……!」


少し怖いけれど、蓮お兄さ、くんはきっといい人だ。


……けれど、一つ申し訳ないことがある。


それは私が暴走族雪月花の女総長だと言うこと。


さぁ……どうやって、これからやっていくべきか。


「あ、秋斗も一緒に行こう?」

「ああ」





その後、私たちは自己紹介やらなにやらでしばらくが経ち、いまは休み時間だ。


秋斗は顔がいいから、女の子たちに囲まれている。

私がなにか言って女子たちの怒りを買ってしまうのは嫌だけど……。


秋斗が嫌そうにしているのも、なんだか見てみて気分が悪い。


はぁ……したがないか。


「……んんっ。秋斗。ちょっといいかな?」

「?ああ」


立ち上がった秋斗の手首をぎゅっと掴み、教室を出て、人があまりいない場所に行く。


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