離婚するはずだったのに記憶喪失になって戻ってきた旦那が愛を囁き寵愛してきます
「身体が冷えてたのと、白鳥の香水の匂いが染み付いてて気持ち悪かった。 纏うなら俺の匂いにしろ」
蓮斗さんは私を後ろから抱き込むと、泡を手に取って丁寧に私の首から肩、肩から腕へとそっと撫でる様に手を滑らす。
「んっ…… 」
優しく触るので、くすぐったくて、思わず身を捩ると、蓮斗さんの手が逃すまいと胸の下と、お腹にガッチリと、回される。
「あっ……っ」
ちうっ……っと、首の後ろを吸われ、ピリッとした痛みを感じて、思わず声が漏れてしまう。
「はぁーーーーっ…… やっといつものシエナの香りだ…… 」
肩口に顔を埋め、グリグリッと頬を擦り寄せる。
胸の下に回された手が、肋骨をなぞり、胸の膨らみへと手を這わす。
フニフニッと、何度も感触を楽しむ様に揉んでいた手が、頂きの先端を捉え、クニクニッと摘ままれ、ビクッっと身体が跳ねる。
「んあっ……っ! あっ、あっ……っ」
もう片方の手が、お臍から下腹をなぞり、太腿の間に手が滑り込んで来た。
「あっ……」
「ああ……、幸せだ…… 。 シエナと風呂……、ずーーーーっと、果たせなかった夢がやっと叶った…… 」
甘い吐息混じりに耳元で囁かれて、それだけで、ビクビクと感じてしまう。