離婚するはずだったのに記憶喪失になって戻ってきた旦那が愛を囁き寵愛してきます
高感度アップだな! と、一人ニマニマしていると、
「シエナ! 」
キラキラッの笑顔で、ピンクのドレスを着たマリーが、パートナーの男の子と、マリーと同じアッシュブロンドの髪をした男性と、夫人が近づいて来た。
「シエナ、先日も、今日も、娘を助けてくれてありがとう 」
マリーの両親が、笑顔でハグをする。
「私なんかでお役に立てたなら、良かったです」
フフッと小さく微笑んだ私に、
「私なんか、なんて言うな。 お前だから、だろ? 泣いている子に気が付いても、わざわざ声を掛ける人の方が少ない。 お前だから、出来る事だ。 むやみに自分を下げる必要はない」
社長は、真っ直ぐに私を見つめると、そう言って、更に付け加えた。
「君は、素敵だ」
「あ、あ、ありがとう…… ござい、ますぅ…… 」
真顔で、爆弾をぶっ込んで来る社長に、ドギマギして、段々と声が小さくなる。
(何なのこの人…… 知れば知るほど、素敵じゃない…… )
恥ずかしくて、思わず俯く私に、マリーと男の子がムフフッと笑うと、指でハートマークを作った。
「RENTO、SIENA、LOVE! 」
(ひえええーーーっ!! な、な、何を言ってるの、この小悪魔達は?! )
私は真っ赤になって、ブンブンッと、思いっきりクビを横に振る。
「LOVEなのか? 」
社長が、眼鏡の奥の瞳をキラリッと、輝かさせ、どうなんだ? っと言わんばかりに詰め寄って来る。
「ち、ち、ち、違いますよ!! 社長まで揶揄うのは、やめて下さいっ!! 」
つま先から頭まで、これ以上無いくらい、火照ってきて、湯気が出そうな勢いで、真っ赤になる私を、相変わらず、無の表情で、ジッと社長は見つめる。
そして…… 、私には聞こえない程の小さな声で、呟やいた。
「俺は、LOVEだけど……な」
「シエナ! 」
キラキラッの笑顔で、ピンクのドレスを着たマリーが、パートナーの男の子と、マリーと同じアッシュブロンドの髪をした男性と、夫人が近づいて来た。
「シエナ、先日も、今日も、娘を助けてくれてありがとう 」
マリーの両親が、笑顔でハグをする。
「私なんかでお役に立てたなら、良かったです」
フフッと小さく微笑んだ私に、
「私なんか、なんて言うな。 お前だから、だろ? 泣いている子に気が付いても、わざわざ声を掛ける人の方が少ない。 お前だから、出来る事だ。 むやみに自分を下げる必要はない」
社長は、真っ直ぐに私を見つめると、そう言って、更に付け加えた。
「君は、素敵だ」
「あ、あ、ありがとう…… ござい、ますぅ…… 」
真顔で、爆弾をぶっ込んで来る社長に、ドギマギして、段々と声が小さくなる。
(何なのこの人…… 知れば知るほど、素敵じゃない…… )
恥ずかしくて、思わず俯く私に、マリーと男の子がムフフッと笑うと、指でハートマークを作った。
「RENTO、SIENA、LOVE! 」
(ひえええーーーっ!! な、な、何を言ってるの、この小悪魔達は?! )
私は真っ赤になって、ブンブンッと、思いっきりクビを横に振る。
「LOVEなのか? 」
社長が、眼鏡の奥の瞳をキラリッと、輝かさせ、どうなんだ? っと言わんばかりに詰め寄って来る。
「ち、ち、ち、違いますよ!! 社長まで揶揄うのは、やめて下さいっ!! 」
つま先から頭まで、これ以上無いくらい、火照ってきて、湯気が出そうな勢いで、真っ赤になる私を、相変わらず、無の表情で、ジッと社長は見つめる。
そして…… 、私には聞こえない程の小さな声で、呟やいた。
「俺は、LOVEだけど……な」