離婚するはずだったのに記憶喪失になって戻ってきた旦那が愛を囁き寵愛してきます
 隣においでと、ポンポンッとベッドを叩く。

 座ろうとした瞬間、少し乱暴にドサッっと、ベットに倒された。

 「蓮斗さ…… ンンッ?! 」

 獣の様に、噛み付く様なキスが、性急に落とされる。

 舌で、無理矢理唇をこじ開けて、私の舌を絡めとる。

「ふぅっ……ん……っ んっ…… 」

 ザラッとした舌が、クニクニッと、巧みに動き、気持ち良さに、頭が痺れてくる。

 私は、経験の少ない拙い知識を頼りに、夢中で蓮斗さんの舌に、舌を絡める。

 「シエナ…… 」

 色香の漂う声を耳元で上げて、クチュリッと耳に舌を這わせてくる。

「あっ……っん…… 」

 丁寧に、耳を舐めて、カプッっと、耳朶を甘噛みされると、背中からゾクゾクと、快感が這い上がって来た。

 蓮斗さんの手が、バスローブを乱していく。

 フニフニッと、優しく揉みほぐし、スルリッと掌を滑り込ませる。

 敏感な頂きをわざと避け、何度もムニュムニュッと、形を辿る。

「やっ…… あっ…… あっ」

 プルンッと、零れ落ちた形の良い胸が露わになると、パクリッと頂きを咥えた。

「あうっ……っ! 」

 溢れ出る甘い吐息が、止まらない。

 
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