離婚するはずだったのに記憶喪失になって戻ってきた旦那が愛を囁き寵愛してきます
蓮斗side2
恋の四段活用と言うべきか、俺はシエナにグイグイッと、結婚を迫った。
「結婚してくれるな? 」
チャンスとばかりに耳元で囁く。
シエナは、驚いて固まって、ギギギギッ…… と、油の切れたブリキの人形のように顔だけ動かした。
クククッ……、なんだ、その顔、ワシャワシャと、撫でくりまわしたい。
「イエ、ケッコウ、デス…… 」
片言のシエナも堪らないが、今はそれどころじゃない。
「…… 結婚するな? 」
ここで引いたら負けだ!
「…… 社長なら、この中から、選び放題じゃないですか。 なんで私なんか…… 」
思慮深い女は嫌いじゃないが、今はダメだ!
「お前で良い。お前が、良いんだ」
耳元で囁いて、チュッと、キスを落とし、強引に推す。
「シエナ、結婚してくれ」
呪文の様に、しつこく繰り返すと、シエナは思わず、コクリッと頷いた。
(YES! YES! もう一息!! )
目を大きく見開いてシエナは、慌てて否定するが、負けられない!
ダメ押しとばかりに口を開く。
「結婚するだろ? 」
「よ、喜……んで……?」
おっし!! 言質取ったからな!!
心のノートに速攻、書き留める。
クククッ……っと、喜びが身体の奥底から湧き上がって来た。
(マジか…… 俺、心の底から笑ってる…… )
どんな事業の成功よりも、数百倍以上の、達成感と幸福感に包まれている自分に、驚きを隠せない。
彼女の存在が、俺を、突き動かす原動力になるとは、シエナ恐るべし!
「結婚してくれるな? 」
チャンスとばかりに耳元で囁く。
シエナは、驚いて固まって、ギギギギッ…… と、油の切れたブリキの人形のように顔だけ動かした。
クククッ……、なんだ、その顔、ワシャワシャと、撫でくりまわしたい。
「イエ、ケッコウ、デス…… 」
片言のシエナも堪らないが、今はそれどころじゃない。
「…… 結婚するな? 」
ここで引いたら負けだ!
「…… 社長なら、この中から、選び放題じゃないですか。 なんで私なんか…… 」
思慮深い女は嫌いじゃないが、今はダメだ!
「お前で良い。お前が、良いんだ」
耳元で囁いて、チュッと、キスを落とし、強引に推す。
「シエナ、結婚してくれ」
呪文の様に、しつこく繰り返すと、シエナは思わず、コクリッと頷いた。
(YES! YES! もう一息!! )
目を大きく見開いてシエナは、慌てて否定するが、負けられない!
ダメ押しとばかりに口を開く。
「結婚するだろ? 」
「よ、喜……んで……?」
おっし!! 言質取ったからな!!
心のノートに速攻、書き留める。
クククッ……っと、喜びが身体の奥底から湧き上がって来た。
(マジか…… 俺、心の底から笑ってる…… )
どんな事業の成功よりも、数百倍以上の、達成感と幸福感に包まれている自分に、驚きを隠せない。
彼女の存在が、俺を、突き動かす原動力になるとは、シエナ恐るべし!