従兄弟と友達の三角関係
 そうたくんが出て行って1ヶ月が経った。大学の講義後、バイトは休みだったため、家に帰った。

 ゆうきくんも家にいた。話すことにした。
「ゆうきくん、好きだって言ってくれたのは嬉しいけど、私は、そうたくんが好き。
 ごめんなさい。」
「だろうね。」
「え?」
「りいさは気づいてなかっただろうけど、そうたへ特別な感情があるのは、なんとなくわかってた。」
「そうなんだ。」
「りいさ、そうたの住所。」
紙を渡された。
「気持ち伝えたら?」
「ありがとう。ゆうきくん。」
< 21 / 27 >

この作品をシェア

pagetop