記憶のカケラを拾って
「うっうん…えっと雪野音です。よろしくお願いします…。」

みんな楽しそうに話している。
しずくくんに未来くんに天月くん、か。
今思ったけど3人ともめちゃくちゃかっこいい!!かっこいい人にはかっこいい人が寄るんだね。ふふ…。笑

「あっ!」

「へっ?」
しずくくんが私を指した。

「音ちゃん今笑った!」

まさか顔に出てたなんて…!

「なんか嬉しい」

「みっ未来くん…」

はっ恥ずかしい…

「顔真っ赤じゃん!音ちゃんかわいー!!」

かっかわ…可愛いって…

「うー、ずっずるいよ!」

「なんで俺?笑」

「みっ未来くんがへっ変なこと言うからしずくくんがちゃかして…それで…!!」

「ちゃんと喋れよ!笑」

「だっだから未来くんが…!!」

「ふっ笑」

『えっ!?』

「なっなんだよ」

私含め4人が息を合わせて声になった。
今、天月くんが笑った!

「愁が女の子の前で笑うなんて…!」

「えっ、天月くん女の子の前では笑わないの?」

「それ私も気になる!!」

「別に、色々あって面倒だから笑わないだけ」

「え〜!もったいない!笑えばいいのに〜!!」

ねぇ梨奈。もしかして梨奈…。
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