未知の世界7
仕事が早く終わり、吸入も済ませてから家に帰った。
最近は吸入も薬もサボらず、と言ってもあのことがあってからそんなに日は経ってないけど…。
お風呂が沸いた頃に、孝治さんが買ってきたご飯を手にして帰宅した。
『さ、早く食べちゃうぞ。』
そう言われて食べる支度を済ませて席に着く。
『明日は俺も休みだから。』
「そうなんですね。一日ゆっくりできますね。」
『まぁな。』
二人でご飯を食べ終わると、片付けは私が始めた。
やっぱり今日も残しちゃった。
こういう時はお皿に移し替えて、冷蔵庫に入れておくと、孝治さんが翌朝食べてくれる。
『そんなのいいから、行くぞ。』
「え?」
『いいからっ』
そう言われてお風呂に半強制的に連れて行かれる。
そして気づくと私は、脱衣所で全裸になっていた…。