未知の世界7
目が覚めたのはお昼前で、そんな遅くに起きたのに隣に孝治さんもいた。
「そろそろ」
そう言って起きてみると、見事に服が脱がされ、胸が露わになっていた。
「う…」
咲夜は何があったのか、思い出すだけでも恥ずかしい。
慌てて服を直して起き上がる。
スッキリした頭と、筋肉痛の体…
静かに孝治さんを起こさず、リビングに向かった。
朝食なのか昼食なのか分からないけど、薬を飲むためにも何か食べなきゃと、食事を作る。
二人で休みなんて久しぶり過ぎて、一日何したらいいのか想像しただけでワクワクする。
目が覚めて隣にいる孝治さんを見ると、呼び出しがなかったのかな、と安心する。
『はよ。』
リビングのドアが開き、眠そうに入ってくる孝治さんに挨拶を返す。
なんか疲れ切ってる感じがすごい。
『今日は何かやりたいことある?』
そう言われて、うーんと悩んでみる。
「特に決めてなかったんですけど…せっかくだからどこか行きたいかな…
あっ!」
『なんだ?』
「良子ちゃんにあげたいものが…」