未知の世界7
「今日は飲みすぎちゃったなぁー」
と言いながらも家に着くなりシャワーを浴びて、寝室で寝る準備をしっかりしている孝治さん。
『ほんと、言ってくれなかったので、びっくりしましたよー。』
「悪い悪い。でもサプライズで楽しかっただろ?」
『はいっ。』
「そういえば、石川先生に口説かれてなかったか?」
えっ!?聞こえてた!?
『そんなことはないですよ…』
「ジャクソン先生もいい石川先生といい、ほんとお前はファンが多いんだから、気をつけろよ。」
そう言ったかと思うと、私の額にキスをした。
ドキンと胸が高鳴り、今夜は熱い夜になるのかと期待した瞬間、
スー
と静かな寝息を立てて、私の横で眠り始めた孝治さん。
なーんだ
と思ったけど、私もそのまますぐに眠った。