未知の世界7
今日は、進藤先生が部屋で仕事をしている姿を、寝ぼけまなこに見ていた一日だった。
外が暗くなって、カーテンまで閉めてくれる進藤先生。
『かなちゃん、点滴ばかりじゃなくて、口からも何か飲もうか。』
もう帰ってもいいころなのに、こんな時間にまで私を診てくれている。
進藤先生に背中を支えられて、ベッドの上で体を起こそうとすると、
「ゲホッ!!」
突然、喉の奥から勢いよく咳が出た。
それを合図に
「ゲホゲホゲホゲホゲホッ!!」
止まる様子のない咳が・・・。
『かなちゃん、大丈夫だよ。ゆっくり呼吸するよ。
吸って‐吐いて‐』
背中をさすりながら声をかけてくれる進藤先生。
『喘息発作が出た。すぐ来て。』
気づくとナースコールまでしている。
『大丈夫だからねー』
落ち着いた進藤先生とは反対に、久ぶりの発作に慌てる私。
「ゲホゲホゲホ!!」
このまま止まらないんじゃないか。
息を吸うのもやっと・・・・・。
ベッド脇に置かれた酸素マスクはすでに私の口に付けられているけど、発作のときには私が落ち着かないことには咳は止まらない。
どうやって落ち着いたらいいんだっけ、どうしよ・・・
このまま息が止まったら・・・
はっきりとしない中、進藤先生の『しっかりして!』っていう言葉が聞こえる・・・
私はそのまま意識を失ってしまった。
外が暗くなって、カーテンまで閉めてくれる進藤先生。
『かなちゃん、点滴ばかりじゃなくて、口からも何か飲もうか。』
もう帰ってもいいころなのに、こんな時間にまで私を診てくれている。
進藤先生に背中を支えられて、ベッドの上で体を起こそうとすると、
「ゲホッ!!」
突然、喉の奥から勢いよく咳が出た。
それを合図に
「ゲホゲホゲホゲホゲホッ!!」
止まる様子のない咳が・・・。
『かなちゃん、大丈夫だよ。ゆっくり呼吸するよ。
吸って‐吐いて‐』
背中をさすりながら声をかけてくれる進藤先生。
『喘息発作が出た。すぐ来て。』
気づくとナースコールまでしている。
『大丈夫だからねー』
落ち着いた進藤先生とは反対に、久ぶりの発作に慌てる私。
「ゲホゲホゲホ!!」
このまま止まらないんじゃないか。
息を吸うのもやっと・・・・・。
ベッド脇に置かれた酸素マスクはすでに私の口に付けられているけど、発作のときには私が落ち着かないことには咳は止まらない。
どうやって落ち着いたらいいんだっけ、どうしよ・・・
このまま息が止まったら・・・
はっきりとしない中、進藤先生の『しっかりして!』っていう言葉が聞こえる・・・
私はそのまま意識を失ってしまった。