未知の世界7

午前中の吸入は、肋骨の痛みが、絶頂を達するのではないかと思った。




だって、私の吸入が穏やかに終わったことなんて、一度もないんだから。






吸入で咳き込むから、その度に肋骨に激痛が走る。





幸いにも、吸入を担当してくれたのが、看護師さんで無理強いはされなかったから、その度に機械を止めてくれた。





今までの先生たちとは大違いで、ホッとした。
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