未知の世界7
今日は長い1日だったな…




石川先生にしっかりと叱られ、もう言葉も出ない。





ご飯前に疲れが溜まりすぎて、もう寝たい…





そんなことを思っていると、ノックの音が聞こえた。





『入るぞー』





声を聞いてすぐに、それが誰かわかった。





入ってくるなり私のベッドへ真っ直ぐやってくる。






その表情は怒っているでもなく、ただ無表情。  





「……。」





『気分はどうかな?かなちゃん?』






顔は怒ってないように努めているけど、中身は激怒してる幸治さん。






誰にもこれはわからないだろう。こういう状態の幸治さんは、すごく怒っているということを






「ごめんなさい…」






『なんでもっと早くに言わないんだよっ!





毎回、毎回っ!』







つい手が飛んでくるのかと思って、両手で頭を押さえる、







『こんなふうに怒られるのは毎度のことなんだから、さっさと言いなさい!』








そうです…毎度なんです。でも、言えません。





















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