(完)28歳の恋愛事情
「ふふふっ。礼央君、やっぱり一緒に寝よ。わたし寒がりだから湯たんぽ代わりに。ね?」




「湯たんぽ?………もう知らないから(小声)」






というわけで、一緒に寝ることになったはいいけど、背を向けたまま一言も話さない礼央君。




そんな礼央君に寂しさを感じたり…?





「…礼央君?寝ちゃった?」




「………葛藤してるところなんで話しかけないでください」




「葛藤…?」




「…茉希先輩を襲わないように葛藤してるんです」





っ…その葛藤ね。
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