(完)28歳の恋愛事情
愛子ってそんなに礼央君のこと……。





「…はあぁ〜。礼央君の彼女が羨ましい…」





それは多分愛子の本音。




そんなこと聞かされたら、わたしはどうすればいいの?





わたしが彼女ってこと、もっと言えないじゃん。





「愛子には他にいるよ。もっと相応しい人が」





そう言った奈帆に、とりあえず頷いて見せた。




「ね、茉希は?最近どう?」





と向けられた愛子の瞳にドキッとする。



なんて返事しよう…?
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