(完)28歳の恋愛事情
無意識についたため息に反応を見せた愛子から視線をそらし、夜空を見上げた。





「星が綺麗…」





なんでこんな時にも綺麗に見えて、そう思えてしまうんだろう?




……あ〜もう嫌。




なにもかもが嫌。






それから愛子を送り届け、家に着く頃には4時を回っていた。




「ふぁ〜眠……」





もうお風呂は起きてでいいや。




とても入れそうにないし、化粧を落とす気力さえない。





おやすみ、わたし。
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