(完)28歳の恋愛事情
愛子は短い返事をすると、注文したパスタを静かに食べていた。




「あ、それより今週のどこか空いてない?たまには2人で飲みにでも行かない?いい感じのバー見つけたんだ〜」





とスマホを触りながら誘われた。




「…ここっ!どう?お洒落じゃない?」





見せてきたスマホの画面にはお洒落なバーが写っていた。




確かにいい雰囲気。




バーなんてもう何年も行ってないし…





「たまにはいいかもね」




そう返事をすると、愛子は嬉しそうに笑った。




愛子は少し腹黒な部分があるけど、その笑顔だけは憎めない。
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