可愛すぎてたまんない
可愛すぎてたまんない
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そして放課後ーーー。
窓から校門の方を見てみると、いつもいるあの人が今日はいなかった。
もしかしたら今日は来ない日なのかもしれないと思って急いで教科書を鞄に詰めた。
「和葉!行ってくるね!」
後ろの席の和葉に一言言うと、「うん!当たって砕けろ!」って言われた。
いや、砕けるのは確定してるけど人に言われると来るものがあるよ…
急いで階段を降りて靴を履き替えて校門に向かおうとした時。
「みおりん」
春海先輩の声が聞こえて振り返った。
「あっ…春海先輩!」
「みおりん、ちょっと来て!」
春海先輩は私の手を引っ張って歩き出した。
突然でびっくりしたけど……
久しぶりに触れた手が何だか嬉しかった。
それと同時に今から振られるんだって寂しくもなった。