可愛すぎてたまんない
和葉は何でこんな話私にするの?
親友が落ち込んでるの見るのがそんなに楽しいのかな…
チラッと和葉を見ると嬉しそうにニヤついてる……
「私が話せるのはここまで!逃げてないでちゃんと話したらどう?そんなんじゃ先に進めないよ。」
和葉の言う通り。
春海先輩から逃げても何も変わらないし、もう振られたようなもんだけど…返事はされてないからちゃんと振って欲しい。
じゃないと踏ん切りつかないもん。
「そうだね。今日先輩捕まえて話してみるね。」
「そんなに怖がらなくて大丈夫よ。もし何かあったらすぐに私に連絡してね」
「うん。ありがと和葉」
よしよし、と私の頭を撫でる和葉。
何でこんな話したのかはよくわからない。
ウジウジ悩んでる私に早く諦めろってことで言ったのか……それはそれで悲しいんだけど……
もしそうでも、先輩と向き合う勇気をくれた事に変わりはないから…和葉には感謝しないとな…