純恋歌
「大学行くなら塾は行った方がいいよ。行くなら高くても良い塾ね」
日曜日、ハンバーガー屋を訪れた僕に美咲さんが言った。
「あ、もうすぐバイト終わるからちょっと待っててね」
僕は店舗2階のカウンター席へ移動し、注文してたバーガーを食べていた。
「おまたせ」
僕の顔を覗き込むように美咲さんは微笑みやってきた。
手にはアップルパイとバニラシェイクを持っていた。
去年、駅で前田達とトラブルがあってから停学になったりと外出出来ない日々から結構日数が過ぎたが新しいハンカチを購入して
「あの時はすみませんでした。あのこれ、ありがとうございました」
そう言って美咲さんに渡した。
それからも度々街に出ては寄るので今では普通に仲良くしてくれて話す仲になった。
(痛い思いしたかいがあった)
「ねぇ、聞いてる?」
「あ、すいません」
「もう!」
そう言って膨れ面してアップルパイをかじるように食べる美咲さんの顔を見ては美人過ぎて鼻下が伸びる。
髪は背中までありふんわり良い匂いがする。
美咲さんは2つ歳上の20歳の大学生。
高校生の俺からしたら魅力も色気もある大人。
彼氏は残念ながら居る。
「彼氏さん居るのに俺と居て大丈夫なんですか?」
「え?ダメなの?だって私お姉ちゃんで剛君は弟なんだよね?」
(初めて会った時にお姉ちゃんって言うんじゃなかった!いつまでも言われるわ)
きょとんとした顔で聞かれた事から未だに俺が男として見られてないし彼氏さんにとっても、心配にならない存在なんだろうなと思った。
「男は2人きりになるとオオカミになるんですぜ!」
「そうなの?じゃあ会わないでいようか?」
「それは嫌……です」
そしてこの恋は叶わないんだろうなと思った。
日曜日、ハンバーガー屋を訪れた僕に美咲さんが言った。
「あ、もうすぐバイト終わるからちょっと待っててね」
僕は店舗2階のカウンター席へ移動し、注文してたバーガーを食べていた。
「おまたせ」
僕の顔を覗き込むように美咲さんは微笑みやってきた。
手にはアップルパイとバニラシェイクを持っていた。
去年、駅で前田達とトラブルがあってから停学になったりと外出出来ない日々から結構日数が過ぎたが新しいハンカチを購入して
「あの時はすみませんでした。あのこれ、ありがとうございました」
そう言って美咲さんに渡した。
それからも度々街に出ては寄るので今では普通に仲良くしてくれて話す仲になった。
(痛い思いしたかいがあった)
「ねぇ、聞いてる?」
「あ、すいません」
「もう!」
そう言って膨れ面してアップルパイをかじるように食べる美咲さんの顔を見ては美人過ぎて鼻下が伸びる。
髪は背中までありふんわり良い匂いがする。
美咲さんは2つ歳上の20歳の大学生。
高校生の俺からしたら魅力も色気もある大人。
彼氏は残念ながら居る。
「彼氏さん居るのに俺と居て大丈夫なんですか?」
「え?ダメなの?だって私お姉ちゃんで剛君は弟なんだよね?」
(初めて会った時にお姉ちゃんって言うんじゃなかった!いつまでも言われるわ)
きょとんとした顔で聞かれた事から未だに俺が男として見られてないし彼氏さんにとっても、心配にならない存在なんだろうなと思った。
「男は2人きりになるとオオカミになるんですぜ!」
「そうなの?じゃあ会わないでいようか?」
「それは嫌……です」
そしてこの恋は叶わないんだろうなと思った。