純恋歌
(仮)
美咲さんの勧めで体験入塾した時、不意に男性に話しかけられた。
「拓郎と同じ中学の森田大輔って言います」
「あー!体育祭の時の!」
大輔君は口数はそんなに多くないけど、喋るとすぐに打ち解け仲良くなるのにそんなに長く時間はかからなかった。
大輔君と同じ塾に通う事を翌日、拓郎に言おうと思ったが、拓郎は少し学校を休むようになり、学校に来ても人をどことなく避けてるように感じた。
亜依子ちゃんは変わらず
「松本君!松本君!」
と、肩をポンポン叩いてはグイグイ行っていた。
たくましいな、あの子はと思った。
塾はレベルが高く東京の難関大学を目指す人も少なくなかった。
どいつもこいつも頭良さそうに見えた。
塾で授業が終わり外に出ると後ろから女性に呼び止められた。
「あ、あの!」
凄い真面目そうで言い方悪いけど決して男受けしないイモっぽい女性。
じっと顔を見るがサッパリわからない。
僕がわからなくて困ってるのが通じたのか女性は自己紹介してくれた。
「大橋亜依子の友人の田中です!」
「あ、そうなんですか。えっと大橋さんとは同じ中学ですか?」
「違います!」
会話が単話で区切って終わる為少し困った。
「昔、中学の時に弟が助けてもらった事があってモー娘。のCDをそのお礼に渡したんですが…」
「ああ!中学の時に!はいはい、たしかに貰いました!あの男の子のお姉さんなんですか?」
女性はコクリと頷いた。
「あの、ご迷惑で無ければ一枚写真良いですか?」
少し展開に驚いたが別に拒否する理由もないので自撮りした。
「お互い受験頑張りましょうね」
そう言って女性は歩いて離れていった。
顔は綺麗だけど変わった人だなって思った。
「お兄さん塾でナンパですか?」
にやけ顔で大輔が話しかけてきた。
「違う違う……逆ナンだわ」
笑って答えた。
「ちょっとジュース奢るから少し話ししない?」
そう言って大輔は自動販売機で冷たいジュースを奢ってくれて話しを切り出した。
「拓郎と同じ中学の森田大輔って言います」
「あー!体育祭の時の!」
大輔君は口数はそんなに多くないけど、喋るとすぐに打ち解け仲良くなるのにそんなに長く時間はかからなかった。
大輔君と同じ塾に通う事を翌日、拓郎に言おうと思ったが、拓郎は少し学校を休むようになり、学校に来ても人をどことなく避けてるように感じた。
亜依子ちゃんは変わらず
「松本君!松本君!」
と、肩をポンポン叩いてはグイグイ行っていた。
たくましいな、あの子はと思った。
塾はレベルが高く東京の難関大学を目指す人も少なくなかった。
どいつもこいつも頭良さそうに見えた。
塾で授業が終わり外に出ると後ろから女性に呼び止められた。
「あ、あの!」
凄い真面目そうで言い方悪いけど決して男受けしないイモっぽい女性。
じっと顔を見るがサッパリわからない。
僕がわからなくて困ってるのが通じたのか女性は自己紹介してくれた。
「大橋亜依子の友人の田中です!」
「あ、そうなんですか。えっと大橋さんとは同じ中学ですか?」
「違います!」
会話が単話で区切って終わる為少し困った。
「昔、中学の時に弟が助けてもらった事があってモー娘。のCDをそのお礼に渡したんですが…」
「ああ!中学の時に!はいはい、たしかに貰いました!あの男の子のお姉さんなんですか?」
女性はコクリと頷いた。
「あの、ご迷惑で無ければ一枚写真良いですか?」
少し展開に驚いたが別に拒否する理由もないので自撮りした。
「お互い受験頑張りましょうね」
そう言って女性は歩いて離れていった。
顔は綺麗だけど変わった人だなって思った。
「お兄さん塾でナンパですか?」
にやけ顔で大輔が話しかけてきた。
「違う違う……逆ナンだわ」
笑って答えた。
「ちょっとジュース奢るから少し話ししない?」
そう言って大輔は自動販売機で冷たいジュースを奢ってくれて話しを切り出した。