純恋歌
塾の帰り、駅で電車を待ってる時
(この電車に乗ったらどこに行くのかな?)
そう思って何気なくいつも乗らない電車に乗った。
2車両の小さな電車。
塾の帰りにいつも私が乗る電車は仕事帰りのサラリーマンが多く座れない。
今日乗った電車は車両の数は2両しかないのに座れた。
明かりがある街中を抜け、景色は山や森とどんどん見た事ない場所へ進んで行く。
窓の外へ目を向けるも外は暗く自分の顔しか映らない。
最近は、習い事も楽しくないし、家もしんどいし、学校に行くのも嫌になってた。
私の居場所ってどこなんだろ?
窓に反射して映る自分の顔はひどく疲れた顔で鼻水も出ていた。
だけどそれを直す気力さえ起きず、私は窓枠に顔を乗せると電車に揺られそのまま目を閉じた。
「……くさん、お客さん」
電車の車掌さんに体を揺さぶられた。
「寝てる所ごめんなさい、終点なので切符の確認良いですか?」
私はハッと起きたが今ここが何処を走ってるのかわからない。
(駅に止まってる?どこかに着いた?)
電車に乗っているので切符は買ってはいるが…
私は恐る恐る自分が持ってる切符を見せた
「うーんと、寝てたからかな?金額分以上乗り過ごしてますね、追加料金かかりますのでお支払いお願いします」
往復の切符代金ちょうどしか持ち合わせてない私は財布を開くもお金が入ってない為、血の気が引く音が聞こえ青ざめた。
(この電車に乗ったらどこに行くのかな?)
そう思って何気なくいつも乗らない電車に乗った。
2車両の小さな電車。
塾の帰りにいつも私が乗る電車は仕事帰りのサラリーマンが多く座れない。
今日乗った電車は車両の数は2両しかないのに座れた。
明かりがある街中を抜け、景色は山や森とどんどん見た事ない場所へ進んで行く。
窓の外へ目を向けるも外は暗く自分の顔しか映らない。
最近は、習い事も楽しくないし、家もしんどいし、学校に行くのも嫌になってた。
私の居場所ってどこなんだろ?
窓に反射して映る自分の顔はひどく疲れた顔で鼻水も出ていた。
だけどそれを直す気力さえ起きず、私は窓枠に顔を乗せると電車に揺られそのまま目を閉じた。
「……くさん、お客さん」
電車の車掌さんに体を揺さぶられた。
「寝てる所ごめんなさい、終点なので切符の確認良いですか?」
私はハッと起きたが今ここが何処を走ってるのかわからない。
(駅に止まってる?どこかに着いた?)
電車に乗っているので切符は買ってはいるが…
私は恐る恐る自分が持ってる切符を見せた
「うーんと、寝てたからかな?金額分以上乗り過ごしてますね、追加料金かかりますのでお支払いお願いします」
往復の切符代金ちょうどしか持ち合わせてない私は財布を開くもお金が入ってない為、血の気が引く音が聞こえ青ざめた。