純恋歌
メロンパンの優しさ
高校に入学した僕は特にこれといった大きな出来事もなく普通に過ごしていた。
自分達の学校はどちらかと言えば県内では勉強は出来る上の方の学校だった。
なので同じ地域に同じ年齢でただ偶然集められた小中学校とは違い、同じレベルの学力の生徒が集まるので特にイジメも無いように思えた。
ちなみに通ってる学校には寮もあったが親が心配するので1時間30分以上かかるが自宅から電車で通っていた。
そんな高校での生活もあっという間に過ぎて高校3年生になった。
ある日、お昼休憩に僕の前をダッシュで駆け抜けていく人が居た。
「あわわ」
ドンっと思わず尻もちをついてしまった。
「あ、わりぃ!大丈夫?」
軽く片手でごめんとした男の子は
「大丈夫」
僕の返事を聞いてそのまま走り去っていった。
僕はその子を見て
(あ、ヤバイ、おわた)
と思った。
その子は上島剛(うえしまつよし)と言ってウチの高校では珍しくヤンキーをやっている。
冒頭でも言ったが僕自身は特に大きな出来事はなく無事に過ごして来たが彼は違った。
彼は2年生の夏前に校門の外で2人の他所から来たバリバリの暴走族のヤンキー相手に1対2の喧嘩をしている。
それは教室の中から僕が見ていたから間違いない。
詳しく話すと突然現れた2台のバイクに乗った金髪と茶髪のヤンキー。
みんなが恐れて校門に近づけない中、その上島君はたった一人でおそれるどころかズカズカと先陣切って突き進んで行った。
自分達の学校はどちらかと言えば県内では勉強は出来る上の方の学校だった。
なので同じ地域に同じ年齢でただ偶然集められた小中学校とは違い、同じレベルの学力の生徒が集まるので特にイジメも無いように思えた。
ちなみに通ってる学校には寮もあったが親が心配するので1時間30分以上かかるが自宅から電車で通っていた。
そんな高校での生活もあっという間に過ぎて高校3年生になった。
ある日、お昼休憩に僕の前をダッシュで駆け抜けていく人が居た。
「あわわ」
ドンっと思わず尻もちをついてしまった。
「あ、わりぃ!大丈夫?」
軽く片手でごめんとした男の子は
「大丈夫」
僕の返事を聞いてそのまま走り去っていった。
僕はその子を見て
(あ、ヤバイ、おわた)
と思った。
その子は上島剛(うえしまつよし)と言ってウチの高校では珍しくヤンキーをやっている。
冒頭でも言ったが僕自身は特に大きな出来事はなく無事に過ごして来たが彼は違った。
彼は2年生の夏前に校門の外で2人の他所から来たバリバリの暴走族のヤンキー相手に1対2の喧嘩をしている。
それは教室の中から僕が見ていたから間違いない。
詳しく話すと突然現れた2台のバイクに乗った金髪と茶髪のヤンキー。
みんなが恐れて校門に近づけない中、その上島君はたった一人でおそれるどころかズカズカと先陣切って突き進んで行った。