純恋歌
高校3年間の青春全てを勉強に全振りした明菜。
極端過ぎて小学校以来の親友だがドン引きした。
「そんなに勉強に集中してるんだね。つか、文化祭は来ても大丈夫なの?」
「あ、うん。私の好きな人が文化祭のライブに出るからそれは見たくて」
おやおや空耳かな?
君、青春全てを勉強に全振りしたんだよね?
好きな人が文化祭でライブに出るってサラッと言ってたけど、聞き間違いだろうな。
私はガタガタ震えながら心を落ち着かせる為にお茶を一口飲んだ。
「ち、ち、ちなみにその好きな人は誰?」
「えー!言わない!」
「なんでだよ!」
「恥ずかしいから言わない!」
「そこは言えよ!じゃないと私と明菜はどちらかが血を流す事になるかもしれないんだぞっ!」
「でも嫌なものは嫌なの!」
「わがまま言わないの!」
ギャーギャー私と明菜は問答を繰り返し、私の最終必殺奥義を繰り出した。
「言わないとチケット渡さないよ!」
チケットを脅しに使う事でなんとか聞き出した。
「う、う、上島君!?」
私の目が点になる顔に恥ずかしそうに俯く明菜。
オーマイガー!
ま、まあ血で血を洗う争いになる事は避けたがあのチャラ男か。
高校1年生の時に次々と女を乗り換え沢山女を泣かしまくったチャラ男。
最近は心を入れ替えたのか、女関係は落ち着きを取り戻しては来ているようだがイマイチ信用に欠ける。
「つか、もしかして上島君が中学からずっと好きな人?」
「うん」
明菜の照れながら答える素振りに本気を感じた。
上島君と一緒のクラスになり彼の人間性も見えてきて良い人なのかもしれないがチャラいんだよなー。
自分の娘(明菜)を将来嫁に出すならやっぱり、真面目な好青年を旦那にして欲しいと母(私)は思うんですよ。
「本当はすぐにでもお付き合いしたいけど、とりあえず今は大学受験に集中したいから彼のライブを見るだけで良いんだ」
「なんて可愛いんだこの子は。私この恋応援するよ!」
私は可愛いすぎる明菜をぎゅっと抱きしめた。
私はつくづく情に弱い。
極端過ぎて小学校以来の親友だがドン引きした。
「そんなに勉強に集中してるんだね。つか、文化祭は来ても大丈夫なの?」
「あ、うん。私の好きな人が文化祭のライブに出るからそれは見たくて」
おやおや空耳かな?
君、青春全てを勉強に全振りしたんだよね?
好きな人が文化祭でライブに出るってサラッと言ってたけど、聞き間違いだろうな。
私はガタガタ震えながら心を落ち着かせる為にお茶を一口飲んだ。
「ち、ち、ちなみにその好きな人は誰?」
「えー!言わない!」
「なんでだよ!」
「恥ずかしいから言わない!」
「そこは言えよ!じゃないと私と明菜はどちらかが血を流す事になるかもしれないんだぞっ!」
「でも嫌なものは嫌なの!」
「わがまま言わないの!」
ギャーギャー私と明菜は問答を繰り返し、私の最終必殺奥義を繰り出した。
「言わないとチケット渡さないよ!」
チケットを脅しに使う事でなんとか聞き出した。
「う、う、上島君!?」
私の目が点になる顔に恥ずかしそうに俯く明菜。
オーマイガー!
ま、まあ血で血を洗う争いになる事は避けたがあのチャラ男か。
高校1年生の時に次々と女を乗り換え沢山女を泣かしまくったチャラ男。
最近は心を入れ替えたのか、女関係は落ち着きを取り戻しては来ているようだがイマイチ信用に欠ける。
「つか、もしかして上島君が中学からずっと好きな人?」
「うん」
明菜の照れながら答える素振りに本気を感じた。
上島君と一緒のクラスになり彼の人間性も見えてきて良い人なのかもしれないがチャラいんだよなー。
自分の娘(明菜)を将来嫁に出すならやっぱり、真面目な好青年を旦那にして欲しいと母(私)は思うんですよ。
「本当はすぐにでもお付き合いしたいけど、とりあえず今は大学受験に集中したいから彼のライブを見るだけで良いんだ」
「なんて可愛いんだこの子は。私この恋応援するよ!」
私は可愛いすぎる明菜をぎゅっと抱きしめた。
私はつくづく情に弱い。